へっぽこPSW もちもち☆もっちーのつぶやき

障がいのある当事者で、就労支援事業所で働くPSWの私が、自分の経験や障がい福祉に関する情報などを書いています。

「幸せ」を探し続けて、気づいたこと

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(小山高専の工陵祭の打ち上げ花火。今年1番間近で見た花火…)

 

皆さんこんにちは(^^)/

 

今日から11月ですね。

 

11月は私の誕生月でもあるので、誕生日前ではありますが

 

気持ちがワクワクしています(^^♪

 

でも、誕生日を間近にしてこんなにワクワクしてるのは

 

何十年ぶりかなんです(;゚Д゚)

 

とくに30代の頃は、誕生日を迎えると気持ちが不安定になるのが常でした。

 

◆誕生日を迎えるたびに突き付けられる現実

世間では学生を卒業すると就職して、何年か働いた後に結婚して

 

結婚したら子供ができて、子育ての後に子供が自立し

 

そのうち孫ができて…というライフコースができてると思います。

 

ぶっちゃけて言うと、私はそのコースから外れています。

 

短大卒業後に事務職として就職したものの、会社が入社1ヶ月で倒産したり

 

会社の雰囲気や人間関係に適応できず、試用期間でやめたりして

 

その後、通信制の大学に入学して自宅で勉強していたものの

 

周囲からは「仕事もしないで家に引きこもってる人」という目で見られてました。

 

仕事に就いてない時点で「私はみんなと違う」と感じてしまい、

 

すっかり委縮してしまってました。

 

そのうち学生時代の友人から結婚式の招待状が届き始め、

 

縁の深かった友達の結婚式に出席すると

 

「自分以外はみんな結婚してる」という現実が待ち受けてます。

 

私の事情を知っている友人は割と気遣ってくれるのですが、

 

そうではない人(高校卒業以来の再会となる同級生など)は

 

「やだ、生きてたんだ。あんた死亡説流れてたんだよ(笑)」と

 

冗談なのかそうじゃないのか分からないようなことも言ってくるので

 

「ああ、もう私は普通の人間じゃないんだ…」と

 

人づきあいをやめたくなってしまうこともありました。

 

その後就職することはできましたが、非常勤職員としての採用だったので

 

誕生日を迎えると「周りの友達は正社員で働いてて、結婚して子供もいるのに自分は何なんだろう…」と

 

落ち込むことが恒例となってました。

 

誕生日も全然嬉しくないし、自分の「普通じゃない人生」に悲観的になってました。

 

◆「彼氏がいる=一人前の女性の証拠」と思い込んでた

私は初恋から始まり、30代を迎えるまでずっと「両想い」の経験がありませんでした。

 

「彼氏がいる」ということは、お互いを「異性」として認めている1番の証拠だと思っていた私は

 

「彼氏がいない=女性として欠陥のある人間」だと思い込んでいました。

 

自分自身を欠陥のある人間だと思っていたら、異性はもちろん同性からも好かれないですよね?

 

でも、当時の私は本気でそう思ってたんです。

 

だから、初めて彼氏ができたときは「やっと私も胸を張って“私は女だ!”と言える」と

 

メチャクチャほっとしたのを覚えています。

 

おそらく中学生のような恋愛を30歳を過ぎてから初めて経験したので、

 

相手の方には「未成熟な人間」と思われたのでしょう。

 

お付き合いは長続きしませんでした。

 

今振り返ると、彼氏ができた直後は嬉しかったのですが

 

しばらくすると「もし別れたら、私はまた女性失格の烙印を押される」という不安と闘っていました。

 

「自分が女性として認められること」に必死になって、

 

相手の方と真剣に向き合うことがなかったのかもしれません。

 

「彼氏がいてもいなくても、私は女性なんだ」と思えるようになったのは

 

40代半ばになってからでした。

 

◆「幸せ」は自分の中にある⁉

「幸せは誰かに運んできてもらうのではなく、自分自身で見つけるものなの?」と思うようになったのは、

 

40代になってからでした。

 

ネットや書籍などで「脱片思い」という記事を読み漁った末、たどり着いたのが

 

「異性に好かれる自分になるには、まず自分が自分自身を好きになること」

 

という言葉でした。

 

思春期を迎えてから、ずっと自分の「短所」ばかり見ていて

 

自分の「長所」に目を向けることがありませんでした。

 

そんな自分がいきなり「自分大好き♡」になれるわけがありません。

 

では、どうすればいいか?

 

…とりあえず「ありのままの自分」を認め、受け入れてみよう。

 

でも1人でやるには大変な作業です。

 

運が良かったのか悪かったのか、ちょうどその時の私は福祉サービスを利用していたこともあり、

 

モニタリングも兼ね、施設の職員さんに相談することにしました。

 

私の相談に乗ってくれた職員さんは

 

「いいことはいい、悪いことは悪い」とはっきり言ってくれたので、

 

悪い点を指摘されたときには凹みまくりましたが、

 

このモニタリングを通して、私自身の良い点と課題をきちんと見つめることができました。

 

そして施設利用中に市役所での一般就労が決まり、

 

「自分で道を切り開いたね」と言われたことで、自分にやっと自信が持てました。

 

自分自身の中に「自分で自分の道を切り開く力があった」ということは、自分を好きになる大きなきっかけになったと思っています。

 

◆もっと前向きに生きたい!

正直、今でも時々いろんなことでじたばたしています。

 

恋愛に関していえば、40歳間近で結婚を前提にお付き合いしてた人と別れてから

 

8年以上シングルの状態が続いています。

 

時々寂しさは感じますが、昔みたいに「私は女性失格」とは思わなくなりました。

 

リアルでもやりたい仕事に就くことができ、素敵な同僚や上司に恵まれ

 

SNSやネットの世界でも素敵な仲間と出会うことができ、

 

両親がこの世に私を産んでくれたことに感謝する気持ちも持てるようになりました。

 

ただ、やはり人間として生まれてきた以上

 

もう1度ぐらい“彼氏”のいる生活を送ってみたいと思います。

 

できることなら男性から告白もされてみたいです。

 

贅沢を言うなら、事実婚でもいいので結婚生活を送ってみたいです。

 

こんなにやりたいことがあるなら、もっと前向きな気持ちで

 

毎日を大切に過ごしていかないといけないですね(;^ω^)

 

そのためにも健康に気をつけ、気持ちを整え、

 

私を支えてくれるすべての人に感謝の気持ちを持ち続けたいです。

 

どうか明日の自分は幸せでありますように…。