へっぽこPSW もちもち☆もっちーのつぶやき

障がいのある当事者で、就労支援事業所で働くPSWの私が、自分の経験や障がい福祉に関する情報などを書いています。

バレンタインデー悲喜こもごも

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(私はこれでもいいんだけど…(;^ω^))

皆さんこんにちは(*^^*)

今日は天気がよくないので、体調もあんまりよくないです。

でも、よくないなりに頑張って仕事しています。

きっと皆さんもそんな感じですよね(^_^;)

さて、今日はあと3週間後に迫った一大イベント…「バレンタインデー」にまつわる話を

してみたいと思います。


◇「バレンタインデーという習慣がある」のを教えるのも、支援の一環
私の勤務する障がい者の就労支援施設では、基本的にバレンタインデーに関して

特別の規制は設けていません。

中には「もらえない人がかわいそうだから…」とか

「食事制限で食べられない人もいるから…」といった理由で禁止している施設もあるようですが、

一般就労すると、バレンタインデーやホワイトデーに

社内でプレゼントする習慣もあるので、そういうときに

「私は今までもらったことも、あげたこともありません」といって

その輪に加わらないというのは、職場内の人間関係を円滑にする妨げにもなりかねません。

そこで、私の勤務する施設では「バレンタインデーとホワイトデーという習慣があることを教えよう!」と

開所当時から、職員が利用者全員に「お返しするのに負担にならない金額」で

チョコレートやクッキー、うまい棒などの駄菓子をバレンタインデーにプレゼントしています。

また、利用者さん同士でもお給料や年金をやりくりして、

当日渡すプレゼントを用意しているようです。今年もそろそろ動き出してるのかな?


◇「人生で初めて、女性からプレゼントをもらった」
私が今の職場で働き始めて最初のバレンタインデーの時、

利用者さん全員にクッキーとチロルチョコうまい棒を渡しました。

当時は利用者さんが男女合わせて30名ほどいたので、そこそこの値段はかかりましたが

「これも年1のイベントだから…」と思って、頑張って用意しました。

そしてとある男性の利用者さんにお菓子を渡したところ、その方は驚いた様子で

「僕にもくれるんですか?」と質問してきました。

私が「そうだよ。今日はバレンタインデーだから、大したものじゃないけど良かったら食べて♪」と返答すると、

「実は僕、バレンタインデーで女の人からプレゼントもらうの…初めてなんです(≧∇≦)」と

少し恥ずかしそうにしながらも、満面の笑みで答えてくれたんです!

私たちの仕事って、ただ作業の訓練をするだけではなく

この方のように「人生で初めての経験をする」機会を提供し、そのことを通して利用者さんの人生をより豊かにすることなんだ…と

改めて感じることができたエピソードです。


◇「自分で働いてもらったお金で、プレゼントを用意して渡すのが目標」
これも今の職場での最初のバレンタインデーの時のエピソードですが、

当時施設を利用していたとある女性の利用者さんは、バレンタインデーの3か月前から出勤率が上がるんです。

最初の頃は体調の波が激しく、ほかの利用者さんよりも休みが多かったのですが

12月ぐらいから出勤率が急に良くなり、最初は「体調がよくなったんかな…」程度に思ってました。

すると12月のとある日、カレンダーを見ながら私に

「バレンタインデーって2月14日だから、年金の出る前の日なんだよね。

となると、1月の給料でプレゼント買わなきゃいけないんだ…」と話してきました。

そうなんです。障害年金の出る日は偶数月の15日。

バレンタインデーは2月14日なので、年金は当てにできないのですΣ( ̄ロ ̄lll)ガーン

うちの会社は月末締めの翌月25日が給料日と決まってるので、

1月の給料を増やすには、その前月の12月の出勤日を多くすることが必須となります。

もっちー、バレンタインデーで素敵なチョコレート買うのに、今月頑張って仕事するね♪」と

その方は笑顔で私に言ってくれました。

この方のように、自分の給料でプレゼントを用意するのを目標に作業を頑張る…という目標を設定し、

最終的には体調も安定し、一般就労へとステップアップすることができました。

今も頑張って仕事に励んでいることと思います…。


以上、私が今の職場に就職してから「バレンタインデー」で印象に残った

3つのエピソードを紹介しました。

たかがバレンタインデー、されどバレンタインデー。

今年も皆さんにとって、素敵なバレンタインデーとなりますように(*^-^*)