福祉にかかわる身として、まちづくりを考える
皆さんこんにちは(^^)/
今日も暑いですねぇ~。
先日、市役所で行われた「自立支援協議会」という会議に出席し
市内の障がい児・者の福祉にまつわる様々な話し合いをしてきました。
この会議には「市内在住の障がいを持つ当事者」枠で参加してるため
残念ながら出張扱いにはなりませんが、
出張扱いになると報告書を書かなければならないため、
「フリーダムな気持ち」で参加できます←ここ重要!
フリーダムな気持ちで参加してるので、割と好き勝手なことを言ってます(笑)。
事務局の皆さん、委員の皆さん、ごめんなさいm(__)m
さて、今日は「障がい福祉」の視点からみたまちづくり…について
考えてみたいと思います。
◆身近に障がいのある方はいますか?
突然ですが、質問です。
皆さんは障がいのある方と、形を問わず何らかのかかわりを持ってますか?
家族の中に障がいのある方がいる人もいれば、
近所に住んでる、同じ職場で一緒に働いている、障害のある方のための施設で働いている…という方もいらっしゃるかと思います。
もしかしたら「私自身が障がい持ってるよ!」という方もいらっしゃるかもしれません。
その一方で、身近に障がいのある方と接する機会がない…という方もいらっしゃるかと思います。
むしろ、そういう方の方が多いかな?
日本の障がい福祉施策は、長い間「施設入所(精神障がい者だと医療機関への入院)」を中心としたものだったし、
教育面でも「健常者は普通学級、障害のある子どもは特別支援学級、特別支援学校」と別々に教育を受けてきたので、
障がい者と健常者が当たり前のように一緒に生活する…という雰囲気ではなかったかもしれません。
知らないものに対しては、大なり小なり恐怖や不安を感じるのが人間です。
その恐怖や不安が増幅することによって、偏見や差別が生まれることもあります。
今の新型コロナに対する差別や偏見も、似たような経緯で発生してますよね?
この「差別や偏見、誤解や無関心」といった空気が、障がい者にとっては
「自分たちは排除された存在、不必要とされた存在」という意識を無意識に植え付けられ
肩身の狭い思いをすることになる…という現実があります。
◆「誰もが地域の中で排除されない存在」であってほしい
私も地域の中で暮らす一障がい者として、いろいろと思うことはあります。
私の家は、近所に障がいのある方が割と多く住んでるのと
(近くに特別支援学校があるからかもしれません)
一時期、時間帯によっては自宅に私一人しかいないこともあったので、
自分の障がいについても、比較的オープンにしています。
でも、こういうケースは稀かもしれません。
大概の人は、近所の人に障がいのことをオープンにできずに
近所付き合いもない…という方もいるのでは?と思います。
心ない噂やクレームなどに苦しまれている方もいる…という話も聞いたことがあります。
特に精神の障がいや行動障害のある方は、
地域で「大変な存在」と思われてしまってる傾向が強いようです。
地域の人が「障がい」について、正しい知識や情報を得る機会があれば
間違った知識や情報に左右されず、
むやみやたらに警戒されることもなくなるのかな…と思います。
また、障害のある方も地域の行事などに積極的に参加して、
近所の人に「顔を覚えてもらう」ことで、
「得体のしれない怖い人」から
「何かのときには手助けが必要だけど、同じ地域に住む仲間」
として認めてもらうのも必要かもしれません。
◆心のバリアフリー
先日、近所のショッピングモールに買い物に行きました。
普段は店内放送はあまり聞かないのですが、
この日はたまたま店内放送に耳を傾けてました。
すると「心のバリアフリー応援店」というアナウンスが流れてきて、
「バリアがあってもなくても、みんなウェルカム♡」というアナウンスや
「バリアがあっても“お手伝いできることはありますか?”という声掛けができれば、バリアもバリアでなくすることができる」というアナウンスを聞いて
「そうだよなぁ~。どれだけ設備をよくしたり、サービスの種類を増やしても
お互いに助け合う気持ちがないと、いつまでたってもバリアは消えないよなぁ~」と感じました。
では、心のバリアをオープンにするにはどうすればいいか。
やっぱり「障がいのある人も、そうでない人も一緒に時間が流れる場所」づくりが重要なのかな?と思います。
障がいのある人とない人の間はもちろん、障がいのある人同士の中でも
障がいの種別が違うだけで「私達とは違う。一緒にしないで」という考えを持ってる現実があります。
まずはそのバリアを一回取っ払って、その人自身を知ることから始めませんか?
どんなことが好きで、どんなことに今夢中なのか、苦手なものは何なのか…。
もしかしたら「とんでもない宝物」を持っているかもしれません\(^o^)/
◆私の理想のまちって?
私の理想のまちは、ちょっとした広場みたいなところで
いろんな人たちが「その空間と時間を楽しむ」ために集まり、
様々な楽しみをその人なりに体感できる空間が、至る所にある…というのが理想です。
とある場所ではおいしい食べ物がたくさん売ってたり、
また違う場所では「これからの自分たちの生活」について真剣に話し合ったり、
また別の場所では「自分の得意なことをみんなとシェアする」空間ができてたり…。
こんなことが街のあちこちで開かれていたら、きっと楽しいですよね♪
そんな街になるように、私にできることはなんだろう?
日々考えながら、まちづくりと福祉がうまく融合できるよう
力を尽くしていきたいと思います。